ワンパターン英語にバリエーションを!すぐ使える表現6選!

英会話の練習をしていると、自分の言葉のバリエーションが足りないなと感じることがあります。ワンパターンの言い方しか知らないと、自分の思ったことが正確に伝えられなかったり、思ってもいないことを伝えてしまったりします。今回は英語を上達させるために、言葉のバリエーションを増やすことの大切さ、明日から変えられる表現方法をまとめています。

ワンパターンはダメなの?

言葉は通じることが一番ですので、ワンパターン表現がいけないわけではありません。本当に英会話を始めたばかりの方だと、まずは一つの言いたい事柄に対し、一つの言い回しをきちんと覚えることが大切です。ただ少しずつ慣れてきたら自身の英語を上達させるための道筋として、バリエーションを増やすことを意識してみてください。

ワンパターン表現をずっとしていると、ニュアンスの違いを伝えられない、という欠点があります。軽い気持ちで反応したところ、相手が思ったよりも強く受け止めてしまったり、自分の意図しないことをとってしまったりと言うことはバリエーションの少なくなってしまいます。

また相手に何かを話されているとき、一つの表現しか知らないと、受け答えが全部同じ言葉になってしまいます。例えば相手の会話に対してなんでも「yes」で答えていたら、いい加減に答えているのでは?と思われる可能性もあります。もちろん話は通じますが、やはりいくつか言い方を知っておくと良いでしょう。

ちょっとした言葉を変えるだけ!

ただ、日常会話で使う際のちょっとした言葉を変えるだけで大丈夫です。そんなよく使う表現をまとめてみました。

Yes

肯定したり、同意したり、相槌をうったりとありとあらゆる場面で使える便利な言葉ですが、なんでも「yes」で返してしまうと、あまり印象が良くありません。ノリだけで適当に答えているのではと思われかねません。

また注意した方がいいのは、癖になってくるとなんでもかんでも「yes」といってしまうことです。「yes」じゃないことでも、よく聞き取れてなくていってしまったりします。これは本当にやめた方がいい。「yes」はあくまで相手の言葉に同意します。と言う意思表示ですので、自分の思っていないことに同意すると、トラブルに巻き込まれる可能性すらあります。

Yes以外にも、

Sure. (もちろん)

Of course. (もちろん)

All right.(わかった)

I got it.(理解した)

などいろいろな表現がありますので、一つ一つ言葉を選びながら反応していくと良いでしょう。

OK

これももはや日本語の一部と化していますが、なんでも「OK」と反応するのは「yes」と同じ理由で危険です。さらに「OK」ですが、日本語で使われている時と英語ではニュアンスが少し違いますので要注意です。

日本語だと「OK」は良い意味で、いいよ!大丈夫!というような意味で使われますが、英語で使われる場合、ニュアンスは、「まあ別にいいよ」くらいの意味になります。どちらかと言うと妥協した感じが出てしまうので、使うタイミングは選んだ方がいいでしょう。

Really?

これも日本人がよく使いますね。もちろん「本当に?」という意味で使える言葉ですが、会話の中であまり連発すると、不自然な印象を与えてしまいます。

似たような表現としては

Seriously?

for Sure?

なんてものがあります。

あいづちを打つ時などは「Really?」ばかりだけでなく、いろいろ使うようにすると良いでしょう。

Maybe

これも多用しがちな言葉です。日本だと曖昧表現も多いですしね。ただこれもバリエーションを持っておいた方がいいでしょう。

Probably.(多分~だ)

I guess so.(そう思います)

it could be.(その可能性はあります。)

it Must be. (違いないです。)

などがあります。

ちなみに私が帰国して今の仕事についた時に、外国人上司にまず指摘されたのが、この「maybe」でした。当時それなりに英語力に自信があったのですが、

「お前は何かを話すときはいつもmaybeを使う。同じ言葉を何度も使うと聞いててアホっぽく聞こえるから直しなさい」とポッキリ鼻を折られたことを覚えています。

それまで自分では一切自覚がなかったのですが、指摘されてから意識すると、自分が「maybe」ばかり使っていることに気づき、そこからバリエーションことを心がけるようになりました。

仕事などで100%確かでないことがあっても、確信度に合わせて表現を変えることができますし、知っておくとビジネスパーソンとしてもプロっぽくみえますね。

So

これも多用してしまいがちなワードです。「so」は「だから、、、です」という意味になりますので、「だから」と話し始めたい人はいいんですが、全ての文章に「so」がついちゃう人がいますね。

これはネイティブからもよく、日本人って「so」が好きだよね、なんで?と聞かれます。日本語に似た発音があり、リズム的にも使いやすいからだと思いますが、ネイティブからしたら奇妙なようなので、直したほうがよさそうです。

「ええと」的な、言葉の息継ぎなら、「Well」や、カジュアルな場面だったら「you know」なども使えますので、「so」が多い人は数を減らしたり、言葉をちょっと変えながら話すと良いでしょう。

I think

自分の考えを話すときの便利な言い方ですが、なんども繰り返すと不自然に聞こえてしまいます。繰り返す事による聞き映えの問題もありますが、「I think」は60%くらいの確信度の事柄を話す時に使う表現となるためです。

力強く主張をしないといけない時などに、「I think I think」と連発すると、大丈夫かいな、こいつと思われてしまいますし、逆に自信がない時に、「think」を使ってしまうと、間違っていた時に、責任問題になりかねません。

自信のある時は

I believe

I’m sure

などを、

逆に自信のない時は、

I guess

I suppose 

なんてワードチョイスをすることで確信度の違うことを表せます。この辺りが使いこなせると、自分の言いたいことが確実に伝えられるようになりますので、意識してみてください。

英語力の差はバリエーションの差で決まる

カタコトで通じる英語から、ネイティブのように上手に話したい、という気持ちのある方には、ワンパターン表現からの脱却をするというのは、向き合わなければならない壁となります。

英語を勉強していると、その人の使う英単語やフレーズで、その人の英語レベルが大体わかるのですが、上手い人とそうでない人との違いはこのワードチョイスにあります。

上手い人は例外なく、表現のバリエーションが豊富です。話すスピードばかりが目がいきますが、ゆっくり話す人でも、上手いなって人は、同じことを言う時でも状況にあわせて使う言葉のチョイスが巧みなのです。

実際英会話スクールのレベルチェックテストなどでも、このバリエーションの有無は必ず測定項目に入ってきます。表現がワンパターンの人は話すスピードが早くても、一定以上の評価を得られず、外国人が話すような英語、というイメージになってしまいます。

パッと聞くと、「話すスピードが早い=流暢=英語」が上手と思われがちですが、どんなに流暢に話す人でも、使う単語がワンパターンだったり、伝えたいニュアンスとフレーズが一致していないとネイティブからは、こいつは英語が上手ではないなと思われてしまうのです。むしろ話すスピードは必ずしも早い必要はないのです。

海外経験者でも独学で英語を勉強していると、このワンパターン英語に意外に陥ってたりします。「話すスピードが早い=英語が上手」という概念を持ってしまうと、バリエーションなどはあまり意識しませんからね。

まとめ

言葉って使いやすい言葉を使うので、少し上達するとだんだん癖が出てきます。指摘されない環境だったりするとだんだんと表現がワンパターンになっていきます。今回は特に日本人が癖にしやすいワンパターン表現を改善してライバルと差をつける英語表現をまとめました。

ワンパターン英語にバリエーションを持たせる表現をまとめました。
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