バスケの本場といえばアメリカのプロリーグNBAですが、2019年のNBAドラフトで日本人、八村塁選手が指名される可能性が高まっています。日本人はNBAでは通用しないと言われて久しいですが、その壁を打ち破る八村選手はどのような選手なのでしょうか。NBAの実況で使われる言葉などと合わせてまとめてみました。
八村塁とは?
八村選手はお父さんがベナン人のお母さんが日本人のハーフです。
宮城県の明成高校を卒業後、アメリカのゴンザガ大でプレーしています。現在3年生ですが、アーリーエントリーという、卒業を待たずにNBAに入団できる制度を利用して今回ドラフトを待っている状態です。どこからでも点を取れる高いオフェンス力に加え、視野が広く、状況判断にも優れた選手です。
またベナン人と日本人のハーフで、203cmと欧米の選手にも見劣りしない体格ではありますが、英語がもともと話せた訳ではありません。英語が話せないところから単身アメリカに渡り、大学生活の中でバスケと両立して猛勉強をした結果、英語でチームメートともコミュニケーションが取れるようになっているのです。
NBAのドラフトとは?
NBAのチームは全部で30チームあり、各チーム2巡して合計60人がNBAの選手になることができます。人気のある選手から順番にピックアップされていくので、1番人気から60番人気までの選手までが選ばれるわけです。八村選手はその狭き門の60人に入ることが確実視されているだけでなく、ドラフト1巡目、それも全体の10番前後で指名される可能性が高いと言われています。
NBAのドラフト指名ってすごいの?
そもそもドラフトで指名される云々の前に、日本人がNBAでプレーする、ということが簡単なことではありません。
今まで何人もの日本人がNBAの舞台に立とうとチャレンジしてきましたが、身長2m、体重100kgといった筋骨隆々な選手が当たり前にいる世界です。日本人と比べると大人と子供くらいの差があり、体格的に適応するのが難しいというのが現実でした。
日本人でこれまで実際にプレーすることができたのは田臥勇太選手だけです。日本では天才の名をほしいままにしたその田臥選手ですら、出場時間は4試合で合計17分にとどまっています。
去年、日本人2人目のNBA選手として渡邊雄太選手が田臥選手の記録を抜きましたが、それでもまだ安定してNBAのチームに所属しているとは言い難い状況です。
そんな状況の中、ドラフトにかかる、それも全体の10番前後で指名が予想されている八村選手がいかにすごいことかがわかります。
バスケットの試合を英語で見てみよう!
You tubeなどで実際に試合を見てみると、実況の人が何を言っているかわからない言葉が多く出てきます。全てを聞き取ることは難しいですが、少しでも役にたつ表現をまとめてみました。
Dimes
アシストのことです。「5 dimes」などというと5アシストを表します。
from downtown
3ポイントシュートが決まった時にこう言います。
rim
バスケットゴールのリングのことです。
Throw it down
ダンクシュートのことを表します。
まとめ
今回は日本人初のNBAドラフト1巡目指名が予想される八村塁選手と、バスケの実況などで使われる言葉についてまとめました。入団が決まったら盛り上がること間違いなしです。今後の八村選手の動向に注目ですし、英語でNBAの試合などがみれると英語上達にもつながりますね。