ビジネスシーンで英語を使えるようになりたいという方は多くいらっしゃると思います。勉強を始めたいけれど、何を学習をするのが良いのでしょうか。勉強をするにあたりTOEICを勧められることも多いですが、勉強して本当に英語が話せるようになるのでしょうか。今回は実際に英語を使う現場に身を置く立場からTOEICはどれくらい必要なのかをまとめてみました。
TOEICは意味がない?
実際学習をしていると、TOEICを勉強しても英語を仕事で使えるようにならない、意味がない、という声がよくあがります。確かに英語を仕事を使っていると、TOEICの勉強だけではビジネスで英語を自由に使えるようにはならないとは感じます。
ただしTOEICの勉強は必ずビジネスシーンでも役に立ちます。文法のおさらいをすることができますし、ビジネスシーンで使う単語の強化にも役に立ちますので、意味がないと軽視しては絶対にいけないと感じます。学習のとっかかりとしてはぜひチャレンジしてください。
ビジネスシーンではどれくらい英語が必要か
ビジネスシーンでは英語はどれくらい必要なのでしょうか。一般的な読み書きのみで英語が必要であるなら、TOEICの学習で基礎は押さえられます。ただTOEICの問題は内容的には難しくはないこと、またあくまでビジネスシーンを想定しただけなので、実際の仕事のようにリアルな感じがありません。現場ではスムーズに話が進まないことも多いです。そのためTOEICの学習だけだと足りないのです。
TOEICだけでは英語の勉強は完結しない
TOEICの問題点としてよく言われているのが、英会話の練習をしなくても高得点が取れてしまうということです。TOEICは通常のテストだと会話のテストがないため、文法知識と読解スキル、リスニングだけで、試験に対応できてしまいます。ただそれだと結局仕事で使うことができません。
ビジネスシーンで英語を使えるようになろうと思ったら会話の勉強をして、TOEIC学習で得た知識をアウトプットしていくことが大切となります。座学を続けて TOEICを990点取ることを極めてもビジネスシーンで使えるようにはなりません。
特にビジネスでの会話は、自分の伝えたいことを明確に伝えたり、自分の伝えたことに対して相手が反対してきてもそれに負けずに会話をしていくことが大切です。
私も仕事で外国人とやりとりをすることが多いですが、自分の意見は反対されることも多いです。言った言わないとかもすぐに問題になりますので、自分の意図を間違えて伝えてしまうことは避けなければいけません。そういった時にはTOEICではなく、ビジネスシーンを想定して会話の練習をすることが必要になります。
まとめ
ビジネスシーンで英語を使えるようになるためにはTOEICの学習は有効です。これから勉強を始める人は文法や単語を鍛える意味でも勉強をしてみると良いでしょう。ただビジネスで英語を使いたい場合は TOEICマニアになってしまわないように、学習の配分を考えることが大切です。具体的にはTOEICで600点を超えるようであればすぐにでも会話の勉強に移っていくことが大切となります。