英文法を勉強するにあたって最初の単元として出てくるのがbe動詞です。今回はこのbe動詞の使い方を思い出していきましょう。基本と言えど侮るなかれです。きちんと覚えておくことで、様々な文章を表現できるようになりますし、今後学習していく上でも役に立ちます。
be動詞とは何か
そもそもbe動詞って一体どんなものでしょうか。
be動詞とは「am」「are」 「is」のことを指します。日本語では「~である」という訳になります。
基本の文章構成として「主語+be動詞+語句」の構成となり
「主語=語句」となるような文章を作ることができます。
例えば、
she is a student. (彼女は学生です。)
I am tall. (私は背が高い。)
というような使い方をします。
どちらも「彼女=学生」、「私=背が高い」、という文章を作っていますね。
このようにbe動詞を主語と語句の間に置くことによって、主語=語句となるための文章を作ることができます。
また、英語の大原則として、1つの英文の中に動詞は一つだけ置ける、というルールがあるのですが、be動詞も動詞として扱います。ですので、be動詞は一般動詞(走るとか寝るとか動きや状態を表す動詞のことです)の原形とは一緒には使えません。具体的には「I am walk」というような文章の作り方はできませんので要注意です。
ただ、一般動詞の形を変えることによって、be動詞と一緒に使うことができるようになり、様々な表現ができるようになっていくのですが、それはまた別の単元で勉強していきます。今回はbe動詞も文章の中の一つの動詞として扱うということを覚えておくと良いでしょう。
主語によってbe動詞を使い分けよう
このbe動詞の「am」「 is」「 are」ですがなぜ3つもあるのでしょうか。これは主語によって使うbe動詞が異なるというルールがあるからです。
例えば主語が「 I(私は)」の場合は、使えるbe動詞は「am」です。主語は「you」の場合は「are」ですね。
以下のようにまとめることができますので、確認をしておきましょう。
主語が
「I(私は)」→「am」
主語が、
「you(あなたは)」「we(私たちは) 」「they(彼らは、彼女らは、あなたたちは、それらは)」「複数あるもの(applesなど)」→「are」
主語が
「he」「 she」「 it」 「一つの人や物(TomやAn appleなど)」→「is」
というような形となり、文章を作ることができます。
be動詞で疑問文を作ろう
be動詞の文章で疑問文を作ることもできます。これは非常に簡単です。
例えば
You are a student.(あなたは学生です。)
という文章があったとしたら、主語とbe動詞をひっくり返すだけで
Are you a student?(あなたは学生ですか?)
というように疑問文が作れてしまいます。
同様に「He」を主語にした場合で
he is a good guy.(彼はいいやつだ)
という文章を作ったとしたら
Is he a good guy?(彼はいいやつなの?)
とすることもできます。このように主語とbe動詞をひっくり返すというルールを覚えておきましょう。
be動詞で否定文を作ろう
またbe動詞の文章を否定文にすることも可能です。
これも非常に簡単で
I am a teacher.(私は先生です。)
I am not a teacher.(私は先生ではありません。)
とbe動詞の後ろに「not」を置くだけで否定文を作れてしまいます。
また
she is tall.(彼女は背が高いです。)
she isn’t tall.(彼女は背が高くありません。)
というようにbe動詞とnotは、お互いをくっつけることで、縮めて表現することもできます。
「isn’t」の他にも、「are not」を「aren’t」とすることができます。「am」だけは「amn’t」とはできませんのでご注意ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。英語のbe動詞は文法単元の基本ではありますが、どんな働きがあるのか、疑問文や否定文での使い方などは意外に忘れていたこともあるのではないでしょうか。be動詞を覚えておくだけでも身の回りのたくさんのことが話せるようになるので、しっかりとおさえておきましょう。