英語が話せるようになるといいですよね?でも初心者で、どんな勉強方法をとったら話せるようになるのかわからない。そんな不安もあるでしょう。今回は英語学習をこれから始める方が導入すべき勉強方法、また会話上達を目指す上で避けた方が良い勉強方法についてまとめてみました。
上達のためには話す機会を作る
英語が話せるようになりたいと思ったらまず最初にすべきこと、それは「話す機会を作ること」です。非常に当たり前すぎて恐縮ですが、単語や文法学習を始めるよりも先に、まずは話す機会を見つけることから始めることが大切です。
「英語で会話ができる」ということは、相手の言っていることが聞けるようになり、それに合わせて返答ができるということです。話す機会を作らない限りは、経験を積むことができないので話せるようにはなりません。
今は話す機会を作るために色々な方法が世の中にはありますので、「話す」ための勉強法を下記にまとめてみました。
英会話スクールに通う
英会話学習の一番王道な方法です。グループレッスンや、マンツーマンなど様々なレッスンスタイルがあります。スクールもECCやAEON、Gabaマンツーマン英会話などたくさん存在しています。最近はライザップなども英会話事業に参入しています。体験レッスンをしているスクールも多いので、腕試しも兼ねて検討してみてはいかがでしょうか。
オンライン英会話を利用する
安価に学習をするなら、オンラインはおすすめの方法です。他の学習方法と比べて圧倒的に安い料金で受講することができます。
ただ注意点としては、PCやマイク、安定したネット環境など、通信がきちんとできる状況を揃える必要があったり、わからないことがあった時などに、対面でないためうまく伝えられないことがあるので要注意です。
また自宅で出来る環境な分、つい怠けてしまって続かないという人も多いので、ある程度自分を律する事のできる人向きの方法でもあります。
英会話カフェを利用する
町のカフェなどで外国人の方が英語を教えていたりしますよね。個人がやっていることも多いので、先生によって教え方に差が出やすいので要注意。
英会話スクールに比べると値段も安く、気軽に始められるのが特徴です。ただカフェを利用するためので会話中は丸見えです。外からの視線が気になる方は避けた方が良いかもしれません。
じゃあどの方法が良いの?
お金を節約したいなら、最初はオンラインなど安い方法でもいいですし、いきなりオンラインはハードルが高いということなら、サービスの手厚い、英会話スクールを選ぶのも良いでしょう。勇気のある方なら、バーなどで外国人に、とにかく話しかけるなんてのもありです。
大切なことは、初心者は英語を定期的に使うきっかけを作ることです。自分にとって敷居の低い方法を始めたら良いと思います。そもそも普段は英語を使う機会が全くない、という方も多いのではないでしょうか。まずは身の回りに英語環境を作ることが、話せるようになる第一歩です。
話す機会を作る目的としては、会話の経験値を積み、自分が話したいことがどんなことなのかということ気付くためです。実際に会話をしてみて、言葉にしたかったのに言えなかったことが何なのか、これを認知することが大切です。言えなかったことを振り返り、反省し、言葉にしようと再チャレンジすることで、会話力は成長していきます。
現在、話す場がないけど、英会話スクールなどに通うのはちょっとなあという方は、日記を書いてみるのもおすすめです。日記を書くのも、言いたいことを文章にするという形で、アウトプットができるので良い方法です。ちょっとしたことでもいいので、書いてみましょう。
避けた方がいい勉強方法
ただし、英語を学び直す初心者にとって、いくつかこれは避けた方が良いという勉強方法というのもあります。
英語を話したい、そんな気持ちを持ったのですから、効果的な勉強をしたいですよね。ここからは英会話を初めて学習する方がやりがちな、避けた方が良い勉強法をあげてみました。
昔の単語帳を引っ張り出して読む
中学校、高校時代に使っていた単語帳を引っ張り出して読み返す、なんてことは学習しはじめたばかりの方が最初によくやる方法です。
まずは学生時代の単語力を復活させてたい、という気持ちからだと思いますが、でもこれ、会話の上達をさせたいという目的から考えるとあまりオススメしません。というのも、学生時代に使っていた単語帳に出てくる単語って覚えるのが大変な上に、せっかく覚えても日常で使わない単語が多いんですよね。
学校で使う単語帳は、入試などで出題される問題を解くにあたって必要な単語がどうしてもメインになります。「sophisticated」、「洗練された」、とか必死で覚えても、いつ使うんじゃい、となってしまうのです。受験向けの単語帳を使うのが悪い訳ではないのですが、どうせなら日常で使う単語を優先的に覚えた方が即効性があります。
日常生活でよく使う英単語をまとめた単語帳などはたくさん出版されており、下記の「毎日の英単語」や「パッとみてわかる!英単語イラストブック」などは人気があるシリーズです。
家の中や外での様々な場面ごとにチャプターが構成されていて、イラストとセットで覚えることができて楽しく学習が可能です。イラストもポップでとっつきやすいのも人気ですね。
また、TOEICのスコアをあげたいという方は、TOEICテストに特化した単語帳もあります。TOEICだと「TOEIC L&T TEST 出る単特急 金のフレーズ 」通称「金フレ」と呼ばれるシリーズが圧倒的に支持されています。正直TOEICの単語はこれ一冊で十分というくらい、この本に乗っている単語がテストに出てきます。
単語学習は大切ですが、自身の目的に合わせた単語帳を使う方が時間の節約にもなりますし、勉強したことが即効性を持って役に立つので良いでしょう。
昔の文法書を引っ張り出して読む
これも挫折してしまいがちな勉強方法です。日本人って文法学習を好む傾向にあります。勉強した気になりますからね。TOEICで高得点を取りたい、という方ならまだしも、会話をしたいという方の導入の学習方法としてはオススメしません。
文法ってのは、ある話したい事柄があり、それをどう伝えるのかがわからない時に初めて必要性を感じるものですので、英語を使う機会がない中で、文法の勉強だけやってしまっても頭に入りにくいのです。
私がそうだったので断言できますが、文法だけ詳しくなっても話すことができるようにはなりません。やはり話す機会を作り、「あ、こういう言い方ってどうやって伝えたらいいんだろう?」という疑問にぶつかりながら、文法は確認していくことが大切です。
英語の流し聞き
これも手軽に始められるので、最初の導入として取り入れる方が多い勉強法ですが、英語は流して聞くだけでは残念ながら上達しません。CMなんかでは英語のシャワーを浴びよう、というような謳い文句でリスニング教材が売られていますが、リスニングの学習をする際は、何が話されているのかを理解して聞くことで初めて意味があります。
どんな単語が使われているかを理解せずになんとなく聞いても、ノイズを延々と聞いているのと全く変わりません。某CMでやっている教材も、喋っている内容が台本化されたものがテキストとして付いてきていますので、少なくともそれを見ないと全く意味がないのです。
まとめ
今回は英語学習をこれから始める方が導入すべき勉強方法、また会話上達を目指す上で避けた方が良い勉強方法についてまとめてみました。英語を話せるようになりたいと思い立ったが吉日、この機会に身につけられるようにしましょう。そのためにも自分の目的にあった適切な勉強法を知ることが大切です。