英語の会話をしていると、会話が上手く続かない時がありますよね。そんな時、質問文が上手く作れれば、自分が上手く話せなくても、相手から会話を引き出すことができます。ただ疑問文も相手のことをうまく引き出すため、上手に質問をしてあげなければいけません。今回は会話が上手く続くための疑問文の作り方をまとめてみました。
疑問文は2種類ある
相手への質問をするときは大きく分けて2つの種類があります。
一つが「クローズドクエスション」、もう一つが「オープンクエスション」といわれるものです。
クローズドクエスションとは「yes」「 no」で答える質問です。オープンクエスションはいわゆる「5W1H」と呼ばれる形式で質問をすることで、相手に文章で答えてもらう質問のことです。
会話をするときにはこのオープンクエスションとクローズドクエスションの二つを上手く組み合わせて質問をすると、相手が話しやすく、会話が盛り上がりやすくなるといわれています。
皆さんは会話をするとき、この2種類の質問を使い分けていますか。どちらが優れているということはなく、相手との距離感に合わせて上手に質問を選んでいくことが大切です。無理に会話をしようとクローズドクエスションばかりをしてしまっていると、一問一答のようになってしまいます。
例えば、スポーツに関する話をする場合でも、
質問として
Do you like sports?
あなたはスポーツが好きですか。
Do you like soccer?
あなたはサッカーが好きですか?
Did you go to the stadium?
あなたはスタジアムに行きましたか。
なんてクローズドクエスションばかり立て続けに聞いたら、尋問みたいですよね。
逆にオープンクエスションばかりするのも避けた方がいいでしょう。オープンクエスションはどうしても相手に自分のことを話させる形式になりますので、あまり話をしないタイプの人や、人見知りをする人には、質問自体がプレッシャーとなってしまいます。
また相手を警戒している人も自分のことを話したがりませんので、返答がなく、逆に気まずい空気ができてしまいます。そういった人には、無理に量を話させるのではなく、最初はクローズドクエスションで返答がしやすい状態を作り、その後徐々にオープンクエスションをしていくと良いでしょう。
大事なのは相手の会話量を測り、どういったタイプなのかを見定められるようになると良いでしょう。ですので最初はクローズドクエスションを2、3個ぶつけてみて反応をみてください。
相手が話してくれそうなタイプなら、自分から会話を広げてきますので、オープンクエスションに切り替えればいいですし、あまり話をしてくれない相手だと、自分のことを話しながら、相手に質問をしていくと、会話が進みやすくなります。
相手の気持ちや意見を聞ける質問の仕方は?
英語と日本語の大きな違いとして、英語には、感情や意見をはっきりと表現するという文化があります。
ですので、質問をするときも、単に事実を聞くよりも、相手がどう思ったか、どう考えたかを聞けるようになると会話が続きやすくなります。
例えば
「明日は雨が降るの?」と事実について質問するだけだと、返答されたら話は終わってしまいます。
それに対して、同じことを話題にする場合でも、「雨が続いているけど、雨は好き?」など個人の気持ちや感情に関わる部分を聞くようにすると、会話が広がり安くなります。最近見たニュースなどの感想を聞いても良いでしょう。
感情や意見を聞くには
・what do you think of~ ?
・How do you feel about~?
~についてどう思う?
なんて言い方があります。相手の考えていることが聞けるようになると、相手がたくさん話してくれます。人は自分の気持ちを伝えたい生き物です。自分が聞き手に回り、積極的に反応をしてあげることで、会話は自然と盛り上がっていきます。
会話をするときの相槌の打ち方などを以前まとめていますので、こちらもご参考ください。
ただもちろん、これも最初は距離感を大事にしてくださいね。関係性もないのに、いきなり相手の意見を聞くと不躾です。パーソナルスペースにズカズカ入られたように感じる人もいるので、先に、クローズドクエスションをしたり、自分のことも話した上で質問をしてくださいね。
また政治や宗教など、デリケートな話題はしない方が無難ですので、気持ちを聞くときはテーマに気をつけてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。英語での会話を続けるための質問をするには、疑問文の作り方やどんな点を聞くと良いのかを意識することが重要です。相手がどう思っているのか、どう感じているのかを上手く聞き出せれば、今日からあなたも会話上手になれるでしょう。