英語を勉強していると自分の力を試すために試験を受けてみたいという方も多いと思います。どうせ受けるならまた仕事や留学などにつながる、自分の経歴にプラスになる試験を受けたいですよね。今回は日本で受けられるメジャーな英語の試験をまとめてみました。
英語試験
英語の資格試験はたくさんありますが、今回は主なもの5つ書いています。それぞれ内容が違うので、自分に合ったものを受けると良いでしょう。
英検
正式名称は「実用英語技能検定」と言います。5級から1級までに分かれています。3級と2級の間に準2級、2級と1級の間に準1級があるので、全部で7グレードがあります。
英検の良いところは、筆記試験でリスニングやライティングの測定に加え、面接があるためスピーキングのテストができる点です。また後述するTOEICのようにビジネスシーンに特化した問題ということもないので、老若男女問わず試験の内容が理解しやすいのも魅力です。
あくまで目安ではありますが、
3級で中学卒業程度、2級で高校卒業程度、1級で大学上級程度、
ということが言われています。
TOEIC
現在、日本の企業において英語力を測るものとして一番見られる英語の資格といっても良いでしょう。履歴書に書くにあたって求められる英語資格として非常にメジャーなものです。特徴としては4択のマークシート方式になっています、問題もビジネスシーンを想定した問題になっているということです。
合格、不合格という測定ではなく、990点満点中、何点取れるかという測定をします。英検と違い、レベル別に問題が分かれているわけではないので、試験の度に対策を変える必要がないのは勉強がしやすいです。
TOEICはLRと呼ばれる、リスニングとリーディングの力を測る試験が一般的です。試験時間は120分で、リスニングが45分、リーディングが75分となっています。TOEICは問題数が多いため、とにかく回答をするスピード力が求められます。
TOEFL
TOEFLは「Test of English as a Foreign Language」の略で、英語を母国語としない人の英語力を測るためのテストです。
「リーディング」「スピーキング」「リスニング」「ライティング」の4技能に分かれています。
TOEICと響きが似ていることもあり、よく比べられますが、TOEFLはスピーキングとライティングの試験がありますし長丁場です。すべての試験を一日で行うため、総合4時間以上の試験時間となり、かなりの集中力が求められます。
大学で学ぶ力があるのかを測るためのテストですので、ビジネスシーンというよりは、アカデミックな内容の問題が多いです。
TOEFLのスコアは、北米を中心とした海外の大学へ入学するための指標となっております。
ケンブリッジ英語検定試験
日本ではあまり馴染みがないですが、国際的には英語力を証明するための信頼性のあるテストです。日本ではTOEICが基準になっているように、海外ではケンブリッジが一つの基準になっています。
初級から最上級まで5つのレベルに分かれており、合格不合格でジャッジされます。
「スピーキング」「リーディング」「ライティング」「リスニング」の4技能を図ることができます。
IELTS(アイエルツ)
IELTSもケンブリッジと同様に、国際的には、英語力を証明するにあたってのブランド力のあるテストです。海外留学や移住をする際に求められます。試験は2種類あり、一般的に留学はAcademic Module、海外への移住などはGeneral Training Moduleに分かれています。
どの試験がいいの?
日本国内で英語力を示すには、TOEICや英検が定番で良いでしょう。特に就職や転職などでは資格の認知度ではこの2つが高いので、企業の人事担当者に英語力をイメージしてもらいやすいです。
海外の大学に留学したいなどでしたらTOEFL、ケンブリッジ、アイエルツなどにチャレンジしスコアを出すことが求められます。現地の大学へ入学するための証明になる。試験時間が長く、会話力が求められるので、タフな内容ですが、その分達成した時に身につく英語力は大きいです。
自身の利用したい目的に合わせて受験すると良いでしょう。
まとめ
今回は英語の主な試験をまとめてみました。どの試験も目指すことで英語力の引き上げにつながる。これから英語を勉強する方は、まずは英検やTOEICなどからスタートするのが良いでしょう。試験を受けることで、学習のモチベーションにもなりますので、上手く利用して英語上達に繋げましょう。