英語脳の作り方!バイリンガルの頭の中を探って英語上達をしよう!

英語脳って聞いたことはありますか。英語を学習する時の脳の使い方です。バイリンガルの人たちは瞬時に日本語脳と英語脳を切り替えながら会話をしているといいます。今回は英語脳の使い方について、バイリンガルの方が英語を話す際の感覚などにも触れながらまとめてみました。

 
Shampoo
バイリンガルの頭の中ってどうなっているのか気になりますよね!

英語脳とは?

英語脳とはなんなのでしょうか。それは何かを英語で見たり聞いたりする際に、日本語に置き換えることなく、全てを英語で考えている状態の脳のことです。

私たちは通常物事を考える時に、日本語だけで物事を考えています。これがいわゆる日本語脳です。

英語脳はその逆で、日本語という概念がない状態で物事を考えます。そのため英語で何かを言われた時には、英語で考え、理解をして返答します。

英語で話していると、会話のテンポ感についていけなくなるのは、私たちが英語に対して、日本語脳で理解しようと考えてしまっているからと言われています。

というのも英語を聞く時に日本語の脳で処理をしようとすると、

聞いた英語を一旦日本語に訳す。→返答内容を考える→再び頭の中で日本語から英語に訳す。→実際に英語で話す

という流れになってしまうので、会話が長くなればなるほどテンポについていく。これがもし英語脳で処理できれば

英語を聞く→英語で返答内容を考える→英語を返答する

と大幅に短縮して処理できます。英語を話せるようにするには、頭を英語脳にした状態で話をすることが必要です。

バイリンガルってどうしている?

実際、職場にいるバイリンガル何名かに聞いて、日本語と英語をどのように使い分けているのかを聞いてみました。私が質問した職場のバイリンガル達は、アメリカで育っているのですが、両親は日本人のため、日本語も英語も問題なく会話ができます。

そのバイリンガル達いわく、イメージとしてですが、それぞれ頭の中に英語脳と日本語脳の2つは分かれていて、相手の言語に合わせて、使う脳を選択して話をしているとのことでした。

英語を話す時は全てのことを英語で考えて話しているし、日本語を話す時は全て日本語で物事を考えているのだそうです。

なんとなく聞かれた言葉に対してどちらでも話せる、というよりは、脳の中ににそれぞれ英語エリアと日本語エリアがあって、相手の言葉に合わせて瞬時に切り替えているというイメージが近いようです。実際に彼らに質問する時は、英語で質問したら全部英語で返ってきますし、一旦日本語で話すと基本的には日本語で返ってきます。(私に合わせてくれている面もあると思いますが)

あと言われたのが、バイリンガルだと、よく英語のこの文章って、日本語だとどういう意味なのって聞かれたり、通訳をしてとか言われるけど、あれは地味に面倒なんだよね、ということでした。

日本人が英文を訳すのとは違って、普段は別々の脳で考えているため、合致する言葉が瞬時に見つからなかったり、瞬時に脳みそのスイッチを切り替えないといけないから、訳し間違えちゃうことがあるんだよねと、いうようなことを言っていました。

あくまで数人の意見ですので、バイリンガル全ての人に当てはまるとは限りませんが、切り替えの難しさというのは、何となくわかる気がします。実際この負担は大きいらしく、国際会議などにて同時通訳を行う人は、15分程度で通訳者を交代しながら行っているそうです。

英語学習でも英語脳を意識しよう!

この英語脳ですが、英語学習でも応用していくことができそうです。日本語脳の中で英語を話そうとするのではなく、英語脳を新たに作っていく意識を持つことが大切なのです。お笑い芸人の厚切りジェイソンさんも英語脳を作るべきという本を出していますね。

上達するためには、英会話を行う時は、一回英語を聞いて日本語にする、英語を作るために一回日本文を考えるって行為をだんだんと減らしていけるようにしていかないといけません。最初は日本語脳しかないから時間もかかるし、一回一回日本語でものを考えてしまうのは当然です。でも少しずつ練習していきましょう。

英語脳を作るには?

では英語脳を作るためにはどう言った勉強を意識すると良いのでしょうか。ポイントとしてはネイティブが取り入れるのと同様に英語の情報を頭に入れる、ということです。

例えば、英語の文章を読む時、日本語の訳に直しながら、返り読みをしていませんか。ぜひネイティブと同様、前から前から訳していくということをしてみてください。そうすると英語脳がだんだんと出来上がってきます。英語を聞く時も話す言葉を聞き取れるようになっていきます。

また身近なもの、例えばスマホなど英語設定にして使ってみるのも良いでしょう。最初は戸惑うかもしれませんが、自然とそこで使われる単語が意味するものを感覚で理解できるようになります。

そうやってだんだん英語脳が大きくなってくると、日本語を途中に介さずに、色々なことを処理できるようになるはずです。私も全く話せない状態から練習したのですが、会話が上達するにあたって、英単語がふっと出てきた時にも一度日本語を挟んで考える会話がどんどん減っていきました。そうすると会話のテンポについていけるようになるので、余裕が出てくるようになります。

まとめ

英語を話す上で英語脳を作るようにする、ということは重要です。バイリンガルの人の脳の仕組みを理解して、自分も同じような思考回路にすることができれば、英語上達へと一歩近づけます。

自分の中の英語脳を少しずつ大きくできるようにチャレンジしてみてください。

英語初心者がすべき勉強法は話すこと!独学の仕方も要注意!
最新情報をチェックしよう!