英語の文章を作るうえで、一般動詞というのはあらゆる文章の核となる単元で使い方を抑えることが非常に重要です。使用時の基本的なニュアンス、文法上のルールなどが理解できれば今後の学習が非常に楽になります。今回は英語における一般動詞の使い方をまとめてみました。
一般動詞
一般動詞ってなに?
一般動詞とは英語の基本的な文章である「誰が××をする」の「××をする」部分にあたります。
「主語+動詞」が英語の文章の基本形になりますのが、その文章の核となる部分を担います。
一般動詞は大きく分けて二つのタイプがありまして、
「走る、食べる、洗う」といった動作を表すタイプ(動作動詞と呼びます)と
「好む、持つ、知っている」といった状態を表すタイプ(状態動詞と呼びます)の
2種類に分かれています。
今後、文法単元を学習するにあたって現在進行形とか、過去形とか色々な時制に関する単元を勉強していくことになりますが、この、「動詞の現在形」を使う時は「(普段)××をする」「××(の状態)である」というようなニュアンスで使うことを、イメージしておいてください。
ちなみに状態動詞は、現在形で書くことで今の状態を表せるため、現在進行形の形をとりません。I am likingとか、he is knowingというような表現はできないって事ですね。
これに関しては、ふーん、そうなんだくらいで構いませんので心に少し止めていただければと思います。
3人称を抑えよう!
3人称単数形とは?
一般動詞は、主語の形が3人称単数形になるときは、動詞の語尾に「s」をつけるというルールがあります。
3人称単数形とは「彼」「彼女」「それ」などといった主語のことです。
ちなみに人称とは会話をする際、自分から見た登場人物の近さのようなものです。会話をするときに自分を中心にイメージしていくと、1人称が話している「私」、2人称が目の前にいる「あなた」、3人称は会話に出てくる「それ以外の人」というような距離感で考えていきます。
単数とは一人、1つのものです。
3人称で単数なので、「私、あなた」以外の、「会話に出てくる登場人物で一人」のものが三人称単数形となるため「彼」とか「彼女」が当てはまります。
一人称の主語だと
I play tennis.
となりますが、
これが三人称が主語だと
he plays tennis.
となります。
語尾の「s」の使い方
ちなみに「s」をつけるときは動詞の語尾によって作り方が微妙に変わります。
通常の動詞ですと、ただ語尾に「s」をつけるだけで良いのですが、
語尾が「o」「s」「x」「ch」 「sh」で終わる言葉は「es」をつける
語尾が「子音+y」だと「y」を「i」に変えて「es」をつける
なんてルールがあります。
例として
wash→washes
go→ goes
study→studies
なんていうような形を作ることができますね。
疑問文や否定文を作ろう!
疑問文の作り方
疑問文の作り方は非常に簡単です。文章の前に、「Do」 もしくは「Does」をつけるだけです。
主語が3人称単数以外→「Do」
主語が3人称単数→「Does」
となり、ここでも3人称単数か否かが重要です。
2人称だと
Do you play baseball?
あなたは野球をしますか?
3人称だと
Does he study English?
彼は英語を勉強しますか?
というような形です。
ただ要注意なのが、3人称単数形が主語の疑問文を作る時は動詞の語尾に付く「s」は無くなります。例文にもしっかり「s」はいなくなっていますね。
ちなみにこの疑問文を過去形にするには「Do」「Does」を「Did」に変えることで作ることができます。これもシンプルですね。先ほどの例文を変更すると
Did you play baseball?
あなたは野球をしましたか?
Did he study English?
彼は英語を勉強しましたか?
というような形です。過去形でも3人称単数形が主語になる疑問文の時は、動詞の「s」は消えますのでこちらも抑えておきましょう。
否定文の作り方
否定文も動詞の前に「Do+not」 もしくは「Does+not」をおいてあげることで作ることができます。ただ否定文を作る時は
「Do+not」は「don’t」
「Does+not」は「doesn’t」
と表現を縮めて使うことが多いです。
主語が3人称単数以外→「Do」
主語が3人称単数→「Does」
のルールは同じで、
1人称だと
I don’t like music.
私は音楽が好きではありません。
3人称だと
He doesn’t play baseball.
彼は野球をしません。
というような形で表現を行います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。一般動詞の使い方をきちんと整理しておくと、文章を作る際に今後困惑することが少なくなります。また疑問文、否定文などがスムーズに使えると会話も自分から広げていくことが可能です。3人称単数形の意味や、動詞の語尾に合わせた変化の形などはここできちんと抑えておきましょう。