英語を勉強していると世の中には色々な勉強法にあふれていることに気づきます。この勉強法は効果があるぞ!と言われて勉強していたら、また別のところでは真逆の勉強法が良いと主張されていたりもします。英語を始めたばかりだと色々な勉強法が目に入り、結局何が正しいのかわからなくなってしまいます。今回はどういった学習法が正しいのか、ビギナーの方がどんな勉強を取り入れるべきなのかを考えてみました。
レベルによって正しいことは違う
勉強法方法を選ぶにあたって基準にしてほしいのは、絶対的な勉強法を探すよりも、自分のレベルに合わせて勉強法を随時選択していくことが大切です。
勉強法というのは絶対的に正しい方法もないし、絶対間違っている方法というものはないのですが、ビギナーの段階で学ぶべき方向性というのはあります。
ビギナーの方と英語が得意な方によっては効果的な勉強法が真逆になることもあるのです。TOEIC500点の人と900点の人では勉強法が違うことはなんとなくイメージしやすいですよね。今回はビギナー向けの方に向けた学習方法をまとめています。
ビギナーの人が大切にしてほしいこと
基本的に勉強法は背伸びをせずに、きちんと自分が理解できることを学習することが大切です。
よく厳しい環境に身を置いた方が良いと、難しすぎる本を読んだり、すごい早口の英語を聞いたり、難しい単語ばかり学習したりする人がいますが、これはお勧めしません。理解できないことが多くても吸収できることが少ないため、効率が悪いのです。自分のレベルより、ちょっとだけ難しいかな、くらいの内容を勉強するのが一番効率が良いと言われています。
また4技能と言われる「話す」「聞く」「読む」「書く」をバランスよく学習できることが大切ですので、配分をしっかりとすることが大切です。
話すこと
ビギナーの方にとって大事なのは、今までに学習してきた知識をしっかりとアウトプットすることです。話す機会が少ないため、持っているものがほとんど言葉にならない段階ですので、間違いを恐れず、たくさん話すことが大切です。勉強をする際に、この「話す」という学習自体を取れていないことも多いので、意識して勉強することが大切です。
また難しいことを話すことにこだわりすぎて、言葉が出なくなってしまうことにも気をつけましょう。シンプルな表現を言葉にできるように目指しましょう。
聞くこと
リスニングを通して、言っていることがわかるようにすることが大切です。よく厳しい環境に身を置いた方が良いと、いきなりネイティブの話すスピードのものを聞いたり、内容の難しいものをやみくもに聞いてしまう人がいますが、お勧めしません。
単語は何を使われているか一つ一つ抑えながら聞けることが大切で、聞き取れる内容が少ないと上達の効率が悪くなってしまいます。英語をとにかくシャワーのようにを浴びるという勉強法は、英語の聞き取り力が非常に高い方には効果があることもありますが、ビギナーにはほとんど意味がない方法です。
ビギナーの方はスピードよりも、書かれている原稿を見ながら、ゆっくり話されているものを理解し、できるようになったら少しずつスピードを上げていくことが大切です。
書くこと
簡単なことを書く、話すことにつながることを書く、ということが大切です。また書く勉強で最も大切なのは、必ず書いたものをネイティブにチェックをしてもらうことです。作文自体は大事ですが、書いたものをそのままにしてしまうのはいけません。ちなみにGoogle翻訳を使うとおかしな文章になるので、作文をする時は使うのを避けましょう。
読むこと
これも必ず身の丈にあったものを選ぶことが大切です。分厚いものより、薄くても完走できるもの、意味が取れるものを読みましょう。意味が取れて初めて読んだ文章が自分の身になります。難しすぎる文章は量を読んでも効果につながらないので、限りある時間が無駄になってしまいます。
まとめ
今回はビギナーの方が4技能を学習する上での重点を置くべき勉強法をまとめました。勉強法は絶対的に正しいものも間違っているものもありません。ただ自分のレベルや状況に合わせて、適切な学習方法は常に変わっていきます。その時の自分が取り組みやすく、効果があるものを取捨選択しながら選んでいきましょう。