英語学習に役立つ?シェアハウスに住んで感じた良い面と悪い面

私はカナダでワーキングホリデーをした際に、1年間シェアハウスを経験しました。その時に値段の安さや生活の便利さ、英語を使う機会を得られることを知り、日本に帰った後も、シェアハウスで5年間生活をしました。そこで今回はシェアハウスのメリット、デメリット、また英語を学習する上でのシェアハウスの魅力をまとめてみました。

シェアハウスとは?

最近は一般的になってきましたが、シェアハウスは一つの物件をシェアし、複数人で住む家のことです。色々な形式がありますが、私が住んだのは、一軒家で、お風呂やキッチン、トイレなどを共有するタイプでした。

シェアハウスの良い面

値段が安い

まず第一の魅力としては圧倒的な値段の安さがあげられます。特に引越しの際にかかる、初期費用を抑えて入居をすることができるのは本当に素晴らしいです。

私の場合は、最初敷金こそ2万円ほどかかったものの、礼金などもなく、家具家電付き、またトイレットペーパーなどの消耗品やネット代など、生活するにかかるこもごものお金が一切かかりませんでした。

一人暮らしの家への入居の場合、初期費用は少なくとも50~60万必要と言われています。それがたった2万円で済んだのは非常に助かりました。

当時の私の家の家賃ですが、大田区内のとある駅から徒歩3分の立地、6畳の部屋で月5万円でした。物件もリフォーム直後で綺麗でしたし、非常に良い条件だったと思います。

出入りが楽

シェアハウスのメリットとして、引越しが気軽にできることです。普通の家のように2年縛りというようなことはありません。物件によっては入居して最初の数ヶ月間は必ず住まないといけない、などのルールはありますが、その期間を過ぎれば好きなタイミングで退居することは可能です。

ですので、一度お試しで住んでみて、気に入らなければ引っ越す、くらいの気持ちで生活することができます。

意外にプライベートはある

シェアハウスというと、常に同居人がいて、誰かと話さなければいけない、常に乱痴気ウエーイ!みたいなパーティが行われるというようなイメージを持つ人もいるかと思いますが、実はそうでもありません。

住人の人に、それぞれの生活リズムがありますので、むしろ静かに生活することが求められますし、通常は個室のある物件が多いので、プライベート空間はきちんと確保されます。

コミュニケーションに自信がなくても問題ないと思います。実際、私の家にはパーティボーイはおらず、落ち着いた人が多かったと思います。むしろ他の住人に気を使わないといけない部分が多いので、元気な人(というか賑やかしい人)は向いていないと思います。

シェアハウスの悪い面

人間関係が面倒になりやすい

これは集合住宅でも言えることですが、自分の価値観と合わない奴がいるとなかなか面倒くさいということがあります。同じ家に住むので、いくら個室があるとはいえ、厄介です。

私が住んでいた家にも面倒な奴はいて、家の生活音や匂いに、異常なくらい敏感な人がいました。二階にいるのに、一階の調理をしている匂いが気になったり。洗濯物の干し方に文句をつけてヒステリーを起こしたりと、正直一緒に暮らすのが苦痛でした。

これがマンションなら管理人を通して言われたりするので、まだソフトなのですが、シェアハウスだと同じスペースで生活をするので、直接文句を言われたりしてしまいます。

また気の強い人の方の意見が通りやすいので、優しい人は肩身が狭くなりがちです。5年間住んでみて一番難しいのが、外国人で神経質なタイプの人です。

この人たちと一緒に暮らすのはなかなか骨が折れます。文化が違うため、私には理解しがたい謎の理屈を出してきますし、意見もはっきりと言ってくるので、このタイプは他の住人と揉めることが多いです。

また私の家は家賃が安かったこともあり、怪しい人も多かったです。借金を抱えており、ある日急に部屋がもぬけのからになってしまったり、逮捕されて音信不通になってしまった人もいたりしました。

細かい人は向いてない

正直、良い意味で適当な性格でないとシェアハウスに住むのは難しいと思います。性格的に細かい人や真面目すぎる人だと、住人の生活音やちょっとした汚れ、細かいルール違反などに我慢できなくなってしまうようで、住人間の揉め事に繋がります。

なんかちょっと気になることがあっても、まあいっか、なんてくらいの気持ちでいれる人でないとストレスがかかって大変だと思います。

英語は勉強しやすい

シェアハウスに住む上で、良い面と悪い面がありますが、英語を勉強するには魅力的な環境だと言えます。日本にいると、日常的に英語を使う機会はなかなかありませんが、シェアハウスだと普通に隣人が外国人だったりします。実際、私の部屋の隣人も、ウーピーゴールドバーグによく似たアメリカ人のおばちゃんでした。

このおばちゃんがまた細かいタイプだったので、結構色々言われましたが、時には口論したり、時には話し合ったりしながら、英語の上達には確実に役に立ったと思います。

良い環境に当たれば、非常に英語を学び安い環境です。最近はシェアハウス自体が一般的になっており、日本人のみのシェアハウスも多いので、英語を勉強したい場合はきちんと外国人がいる場所を選ぶようにしましょう。

外国人が多くいるシェアハウスというのはやはりあります。有名なところだと「オークハウス」などは外国人向けのシェアハウスを多く取り扱っていますね。

日本に来て、いきなり一人暮らしを選択する外国人は少なく、シェアハウスを選ぶ傾向にあるようです。見分け方としては、ホームページ上に英語で物件紹介の記載があるところを選ぶと良いでしょう。

コミュニケーションに自信のある方だったら、外国人とも仲良くなりやすいと思います。仲良くなっても外国籍の方は短期の滞在のことも多く、すぐにいなくなってしまうことも多いのですが、入れ替わりが激しい分、たくさんの出会いを経験することができます。

まとめ

シェアハウスは初期費用も安く、日本では英語を日常生活で使うことのできる数少ない環境としてオススメです。特殊な環境のため、良い面と悪い面が当然ありますし、適応できるかは正直人を選びます。ただ嫌になったら、いつでも出られますので、現在引越しを考えている方などは、一度この機会にシェアハウスを検討してみるのはいかがでしょうか。

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