英会話が上達できない?学習方法を見直してみよう!

英会話を勉強するにあたってなかなか上達できないと感じることはありませんか。もしかしたら私達の学習への向き合い方において、上達できない理由を作ってしまっている可能性があります。

今回は、英会話を学習するにあたって、上達に伸び悩む人の特徴をまとめてみました。壁にぶつかっている時は、英語学習への向き合い方を見直してみて、上達をうまく進めていきましょう。

細かい文法や理論にこだわりすぎていないか

英会話を学んでいると、講師が文法通りに話していないと納得できない方がいます。教科書に書いてあるルールと違う、中には文法通りに話したのに違うと指摘された、なぜだ!と怒ってしまう方もいます。

我々も日本語を話す時には文法通りには喋ってないはずです。文法通りに話すと不自然に聞こえてしまう場面はたくさんあります。ですので文法ルールは、文章を作る上での目安程度に考えることが大切です

会話として学ぶ際は、話し方としてナチュラルなのはこういう言い方なんだなと、ある程度で割り切って受け入れることが大切です。

あとネイティブが単語を書き間違うと、異常に不信感を持つ人もいますが、寛大に受け止めましょう。確かに私達はひらがな、カタカナ、漢字と使い分けてるので、たった26文字の文字を間違えんなって気持ちがあるのかなと思います。

でもアルファベットの難易度は、決してひらがなと同じではないということも頭に留めておいたほうが良いでしょう。26文字しかない分、似たような単語が多く、スペルもややこしくなります。間違えやすいポイントが日本語と違うのです。書き間違いをされると確かに困りますが、そこで不信感を持つより、会話で得られるものを重要視しましょう。

授業の進め方にこだわりすぎていないか

もちろん学習を計画的に進めることは大切です。ただ早くテキストを進めることや、レベルアップをすることにこだわり過ぎてしまうと上達の妨げになることが多いです。

英会話の勉強をするにあたって大切なのは、自分がアウトプットが出来ない内容を見つけ、それを集中的に練習できるかです。ですので、自分が話せないことが出てきたら、テキストの内容をとめてでも、練習をした方が良いでしょう。

特に日本人は英語への知識自体は高いので、テキストで何を習う事柄そのものよりも、それをアウトプットできるかがポイントになります。

ちなみに海外の語学学校でも、自分が設定されたレベルを気にするのは圧倒的に日本人が多いです。逆にラテン系の国の人とかは、もうちょっとこだわったほうがいいんじゃないか、くらいで自分のレベルを気にしないです。(あくまで傾向ですが。)彼らはどのレベルにいるかよりも、いかに自分の言いたい事がきちんと言えるかにフォーカスを置いているようです。

逆に日本人は何を習うかによって、自分の英語のレベルが変わると考えてる傾向にあります。上達は習う事柄も大切ですが、自分のいるレベルでどれだけ自分が会話の量ができるかを考えると良いでしょう。

話す相手にこだわりすぎていないか。

時々、私はイギリス英語を勉強したいからイギリス人としか話しませんとか、どこどこの国の英語を勉強したくないから嫌、とかいう人がいますが、こういったマインドは上達の観点からはあまりオススメしません。特に聞き取りが苦手になる方が多いです。本当に英語を使えるようになったら、世界中の国の人と話さなきゃいけないのです。

アメリカ英語もイギリス英語もある程度マスターした上で、イギリス英語をベースに話そうとかならまだわかるのですが、スタートの段階でそんな拘りは英語の世界の視野を狭め、上達を妨げるだけです。

もちろん信念や理由があるなら、それでもいいのですが、国や何となくのイメージだけで語っているのであれば、勿体無い選択です。できるだけいろんな国の人と話した経験が、会話力を高める大きなカギとなるのです。実際、都合よく話したい国の先生を見つけるのも難しいですしね。

私がワーホリに行った時も、せっかく外国にいるのに、英語のネイティブじゃない人とは話したくないっていって、会話やラーニングエクスチェンジのグループを辞めちゃう人が何人かいました。非常に勿体無いなとおもいます。

我々日本人が話せないのは、圧倒的に会話の時間が足りていないからです。よく何か一つのことに一人前になるのに1万時間が必要だ、って話がありますが、英会話も同様です。とにかく圧倒的な量を話さなきゃいけないのに、小さなこだわりで、その時間を潰してしまうのはよくないですね。

それに英語というものは、自分より上手な人からは何かしら盗める部分があるものです。発音だって聞いて、変だなって感じないなら、普通に真似して発音したら良いと思います。むしろ我々の発音のほうが汚いです。

実際ノンネイティブでも、北欧の人の英語とかはめちゃめちゃ聞き取りやすいし、わかりやすい言葉を使って英語を話します。変にネイティブの英語を真似るよりも、我々が見習う部分が多いです。

英語は色々な国の人と話すわけですから、ネイティブじゃない人の英語を聞いても理解できるようになることが必要になるのです。

一人の人としか話していないか

会話の練習をしていると同じ人ととしか話さない人もいます。これもお勧めしません。一人の人と話していると、その人の英語はわかるんだけど他の人の英語がさっぱり聞き取れないということが起きてしまいます。

人というのは関係性が深くなると、言わずもがな、つまり言葉にしなくてもわかるようになってしまうからです。また個人個人で使う言葉の癖が存在しますので、一人の人としか話さないと他の人の使う言葉が聞き取れなくなります

英語はたくさんの人と話せば話すほど上達します。話すことでその人の話し方、ワードチョイスのバリエーションが自分の糧になるのです。

英語=日本語であると思っていないか

何でも直訳すれば通じるとか、すべての日本語には英語の表現が存在すると思っている方がいます。日本語ありきで言葉を考えてしまっているとよく起こります。

言葉というのは、全然別の国で、別の言語として発達しているのだから、日本語の言い回しがそのまま当てはまると思ってはいけません。

今でも覚えているのですが、カナダにワーホリしていた時、上記のようなマダムがいました。勉強熱心で真面目な方だったのですが、とにかく直訳すれば通じる、日本語は全て英語に代わる言葉があると思っていて、なかなか強烈なおばちゃんでした。

話していても、文章をとにかく直訳して伝えるんですね。一石二鳥ってことわざをone stone and two birds って訳した時には度肝を抜かれました。

しかも質問をする時も、漫才のツッコミって英語でなんて言うの?とか、お経ってなんていうの?みたいなことばかり。ネイティブも苦笑していました。

こういう日本独特の文化のものは、向こうにないので、ピンポイントで当てはまる単語がないのです。強いていうならこれかな?というような言葉で、個人個人がそれっぽい単語を当てはめていたりはします。

このおばちゃんは極端ですが、全ての日本語の単語に、ピッタリ当てはまる英単語があると思ってると、英語で物事を考えるのが難しくなります。

日本語を他言語にして伝えるには、日本語の表面上の言葉にとらわれず、実際の意味を伝えることが大切です。一石二鳥だったら、石と鳥を英語にするのではなくて、その言葉の意味である、一つ何かをしたら二つ利益があった、ということを英語で伝えるマインドを持ちましょう。

まとめ

英語を学ぶ時にはとにかく柔軟さが求められます。一生懸命やっているのに英語が上達できないと悩む人は、文法ルールや日本語の枠に、とらわれてしまっているのかもしれません。言語学習というものは、数学などと違い、ルールや枠組みの曖昧さがどうしても発生してしまいます。肩の力を抜いて良い意味で適当さを持って勉強することが大切です。

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