海外で英語を使ってみることは、上達には非常に有効です。日本から気軽に行ける海外として人気のスポットの台湾ですが、英語は通じるのでしょうか。親日の国と言われていますが、実際日本人にとって旅行しやすい国なのでしょうか。今回は台湾の英語事情や、覚えておくと便利な、中華料理メニューの英語表現を9つほどまとめてみました。
台湾は近い!
台湾は日本人にとって、非常に手軽に海外旅行ができる場所として人気があります。日本からおよそ飛行機で3~4時間程で到着することができます。言語は中国語ですが、日本語も比較的理解してくれる人が多いです。
第一の都市が台北、第二の都市として南部に高雄という都市があり、各都市は電車や新幹線のような高速鉄道で結ばれています。台湾好きな人達は、金曜の夜から週末を利用して旅行に行くことも多く、気軽にいける外国です。
親日な国ですし、下記のような台湾専門のツアー会社などもあります。オンラインで簡単に申し込みができるので、海外旅行に初めてチャレンジしてみたいという方には、おすすめな旅行先と言えるでしょう。
台湾の英語事情。英語は通じる?
そんな台湾ですが、現地で英語はどれくらい通じるのでしょうか。個人的な感覚ですが、台北に関しては、比較的英語でのコミュニケーションは取れるという印象です。ホテルのスタッフの人とのコミュニケーションは英語で充分やりとりできますし、特に若い人は英語への抵抗感は低いと思います。
英語が苦手!という台湾人も、日本人で英語が苦手っていう人よりは話せると思います。また日本語も分かる人が結構います。
ですので台湾は英語の練習も兼ねて、旅行してみるのには良い国です。もちろん全員が話せる訳ではないですし、英語が苦手な人もいます。それでも日本人に対して親切で、話を聞いてくれる人が多いですし、困ったら日本語が通じる可能性もあるので、英語チャレンジをしやすい旅行先です。
また同じアジア人同士ということもあり、少し英語を勉強したことのある台湾人と話す場合は、英語ネイティブ圏の人と話すのに比べると非常に聞き取りやすいと思います。なので躊躇せずにどんどん話してみると良いと思います。
ただ同時に思うのが、英語を話せる人と苦手な人の差が大きいなと思います。また日本語のように日本語の中に根付いている英語が、必ずしも中国語で使われている訳ではないので、日本人にとっては簡単な英単語(バスとかナイスみたいな単語)が意外と通じないというようなこともあったりします。
また、第二の都市高雄に関しては、台北に比べると、英語がぐっと通じにくくなるなと思いました。比較的英語が堪能なホテルスタッフでも、高雄に着くと私が泊まったホテルなどでは英語を話せない方が多かったです。また英語を話す人でも中国語訛りがきつい人も多く、聞きとるのが難しいこともありました。
どこの国でもそうですが、英語に母国語のアクセントが入ると、すごくリスニングが難しくなります。特にアジア圏は英語の発音と全然違うので、発音を意識していない人の英語は正直聞き取りにくいです。
英語力を高めるために、いろいろな国の人の英語を聞く必要があるのは、こういった理由がありますし、日本人の英語も日本語訛りがあると、他の国の人にとって聞き取りにくくなりますので、発音の勉強が非常に大切になります。
リスニングや発音の学習に関しては下記の記事でまとめていますので、参考にしてみてください。
英語の勉強をする上でリスニングの上達は必須です。最悪こちらが話せなくても向こうの言いたいことがわかれば、会話が成り立ちますからね。同時にただ机に向かって勉強をしているとどうしても伸ばしにくい分野でもあります。今回は英語のリスニングを上達する[…]
台湾旅行はレストランでのオーダーが大変!
比較的に英語学習者にとって旅行しやすい台湾ですが、他の国と比べても難しいと感じるのはレストランでの食事のオーダーです。中国もそうですが、台湾はメニューに写真が全く載っていないのです。これは本当にキツい。中国語が読めないとメニューを見ても何のこっちゃ状態です。
有名店や観光スポットにあるお店のメニューには日本語表記、もしくは英語表記のメニューが基本はあるのですが、歩いていて、ふらっと何気なく地元民が利用するようなお店に入ったりすると、メニューが中国語オンリーだったりするので困ります。
我々日本人は漢字があるので、まだ読める漢字を拾って何となくメニューを想像したりできるのですが、漢字文化のない国の人だと本当にキツいと思います。
飲食店の人は忙しかったりすると、あんまり相手してくれないこともあるので、自分が食べたい物の名前は、中国語や英語での言い方を覚えておいたほうが良いでしょう。また中国語は日本と漢字の発音が違うので、そのまま日本語読みをしても通じません。
下記に主要な中国語の食べ物の英語をまとめてみました。中華料理は世界中で食べることができますので、覚えておくと台湾だけでなく、世界中どこに旅行しても使うことができます。旅行した時にその国の食事が合わない時でも、中華料理は安定して美味しいですからね。
餃子「 Dumpling」
「ダンプリング」と発音します。ちなみに中国や台湾だと餃子を頼むと、基本的に水餃子が出てきます。焼き餃子を頼みたいときは「fried dumpling(フライドダンプリング)」、水餃子を食べたい時は「boiled dumpling(ボイルドダンプリング)」を頼むと良いでしょう。「boil」は茹でるという意味ですね。
炒飯 「Fried rice」
「Fry」というとどうしても揚げるという意味をイメージしますが、炒めるという意味があります。炒めたご飯なので「Fried rice」ですね。ちなみに中国語では「チャオファン」なので、台湾だとチャーハンと言うだけで、通じる場合も多いです。
酢豚 「Sweet and sour pork」
直訳すると「甘酸っぱい豚肉」という意味ですね。料理名は直訳するのではなく、どういう調理法がされているかを伝えるようにすると伝わりやすいです。
エビチリ 「Shrimps in chili sauce」
これも「チリソースの中に入ったエビ」ですね。「shrimp」はエビです。下手に独特な名前がついているよりも逆に覚えやすいかもしれません。
お粥 「Porridge」
「ポリッジ」というような読み方をします。中国や台湾のお粥は有名で、朝早くからレストランで提供されています。ちなみに「Porridge」は中華料理だけでなく、あちこちの海外でも食べれます。中華圏以外だとお米ではなくオートミールを入れたもので作られているようですね。
かに玉 「Crabmeat Omelette」
「カニの肉のオムレツ」というような訳ですね。「Omelette」は「オムレツ」と発音してしまうと通じませんので、「オムレット」というような言い方にすると良いでしょう。
炒め物 「Stir-fry」
先ほど「Fry」は「揚げる」と「炒める」と二つの意味合いがあるとお伝えしましたが、「stir-fry」とすると「炒める」という意味になります。「stir」は「軽くかき混ぜる」という意味がありますので、ここでは揚げるのではなく、炒めるのだな、となるのですね。これは「ステアフライ」というような発音になります。ちなみに揚げることを強調する時は「deep fried」とします。
春巻き 「Spring roll」
何故かこれだけは直訳して大丈夫です。台湾、中国では春巻きを頼むと、基本的に揚げ春巻きが出てきます。生春巻きはベトナムの料理です。
火鍋「Hot Pot」
火鍋は中華料理の鍋料理のことですね。英語で「Hot Pot」と言えば通じます。写真のように鍋の真ん中に仕切りがあって、赤色の辛いスープと白湯(バイタン)の2種類を楽しめるようなものが有名ですね。
まとめ
台湾は英語圏ではないので、全ての人が英語が得意という訳ではない国です。ただ台湾の人達は親切で、話をよく聞いてくれる人が多いので、英語を使ってみる場所としてはオススメです。食事のメニューを伝えるなど、自分の英語が異国で通じるとすごく自信がつきます。どんどん話しかけてたくさん英語でのコミュニケーションをとってみましょう。