2019年2月9日から4月14日まで渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている、クマのプーさん展に行ってきました。プーさんの原画を所蔵するイギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館から、200点以上の原画がやってきており、見ることができます。今回はクマのプーさんの企画展の様子や、プーさんの魅力の一つでもある彼の名言などをまとめてみました。
クマのプーさん企画展の様子
このクマのプーさんの原画展ですが、日本国内では初ということで、非常にレアな機会だそうです。
ディズニーのプーとは違い、原作のプーは「クラシックプー」と呼ばれており、こんなに大量の作品が来ることが滅多になく、版権の関係などもあり、展内の映像では今後ここまでの量の原画を一度に見ることはできないだろうとまで言われていました。そんな大変なことだったのか。。。
正直そのありがたみに全く気づいておらず、「クラシックプー」=イギリス、英語の勉強になんか役に立つかもな、程度の気持ちで行ってしまいましたが、展内でそう説明されていて、人気になっている理由もなんとなくわかりました。
混み具合がやばい
今回お伝えしておきたかったのが、とにかく大盛況ですよ、ということです。
日曜日の午後に行ったからということもあったと思いますが、めっちゃ並びました。企画展に入るまでに30分は待たないといけません。前売りのチケットも買っておいた方がいいですが、それでも同じくらい待たされます。というのも人が多すぎて、入場規制を行いながら実施しているため、かなり入館までの時間を要します。
また入ってからも人だらけです。入場制限していても、中の混雑っぷりがなかなか激しいものがありました。原画が一つ一つ飾られているのですが、その原画を見るのに人だかりができてしまうので、全然人の流れが進まず、じっくり原画を見るのは難しかったです。
企画展はそこまで大きなスペースではないのですが、狭い分、それこそディズニーランドと同じくらい混んでいるんじゃないかと。今日のような混雑ぶりだと、正直全部の原画を見るのは大変だと思います。行けるなら平日に行った方が無難です。
英語学習の点から見たプーさん展の見どころ
展示はプーさんの作品の原画や、作者が作品を作るまでの背景、モデルとなったテディベアなどが展示されていました。
このブログは一応英語学習を目的としたブログなので学習の目線でいうと、展示物の説明や、作品中の表現が英語と日本語で飾られており、違いを照らし合わせながら見たりすると面白いと思います。プーさんがつぶやく一言一言が、英語だとどう書かれていたのかを知ることができて良かったです。
またグッズ販売のコーナーではプーさんの作品の英語版が売られていますので、好きな人はぜひ買ってみて読んでみると勉強になると思います。表現も子どもが読みやすいようなワードチョイスがされているので、ビギナー向けの学習教材としてもちょうど良い難易度で構成されていますので、読みやすいです。
プーさんはディズニーのアニメなどですと、ゆるさのある可愛らしいキャラクターですが、原作のクラシックプーでは哲学的な発言が多いことでも有名です。そういった名言の英語表現が展示や書籍から読み取ることができます。
洋書は大きい本屋さんなどに行かないと、置いていなかったりしますので、この企画展でプーさんシリーズがまとめて買えるのはおいしいですね。
プーさんの名言
非常に哲学的な事を言うプーさんですが、その一部を紹介してみます。仕事や人間関係などに忙しい現代社会に振り回されている私たちにとって、プーの言葉は突き刺さるものがあります。
くまのプーさん展を見る前にちょっと予習すると、より面白いかもしれませんね。
I am short, fat and proud of that.
僕はチビで太っちょ、だけどそれが自慢なんだ。
What I like doing best is nothing.
僕が一番好きなことは何もしないことだ。
All day spent with you is my favorite day. So today is my favorite day.
君と過ごす日はどんな日でも僕の大好きな日。だから今日は僕の新たなお気に入りの日だ。
愛ってどうやって書くんだっけ?と聞かれた時、
You don’t spell it. You feel it.
(愛は)書くものじゃないよ。感じるものだ。
こんなポジティブなやつになりたいものです。
ちなみにプーさんの名言ですが、PHP文庫から彼の名言をまとめた、「クマのプーさん 小さなしあわせに気づく言葉」という本が出ているようです。(絶版の可能性あり)名言は日本語と英語がそれぞれ載っており、なかなか面白いです。大人の社会に疲れた時には、プーの言葉に触れると優しい気持ちになれますよ。
プーさんの実写の映画もおすすめ
「プーと大人になった僕」という実写の映画も出ていますね。実写といってもプーはぬいぐるみとして出てきますのでご安心ください。大人になって現実社会に生きているクリストファーロビンが、純粋なままのプーさんと出会い、忘れていた感情を取り戻すという話です。
こちらも現代社会に揉まれて苦しむ大人が、プーさんと出会い、自分を見つめ直す話ですので、プーさんは現代に生きる我々が持つ悩みとニーズが合っているのかもしれませんね。DVDやブルーレイなどは英語字幕でも見れて英語学習にも便利です。
まとめ
今回はクマのプーさん展についてまとめました。英語学習としてももちろん有益なのですが、行ってみてあまりの人気ぶりにびっくりしたので、今回急遽まとめてみました。仕事をしていると大変なことも多いと思いますが、疲れた時はちょっとプーさんのように考えてみることも大切かもしれませんね。