11月の下旬に旅行会社のツアーを利用して、1週間ほどイタリアに旅行に行ってきました。ローマ、フィレンチェ、ベネチアを周遊しましたが、街ごとに雰囲気が違い、非常に楽しい旅行でした。今回の旅行で、イタリアでは英語はどれくらい通じるのか、また旅行で注意すべき点など、実際に行ってみて感じたことをまとめてみました。
イタリア旅行における言葉の壁
英語は使いやすい!
外国に旅行するにあたってまず心配なのは言葉の壁です。イタリアではやはりイタリア語が話せないとコミュニケーションが取れないのでしょうか。英語どれくらい通じるのでしょうか。
今回私は、ローマ、フィレンチェ、ベネチアの3都市を回ったのですが、印象としては、どこも普通に英語が通じる、ということでした。どの場所も世界的な観光地だけあって、英語でやりとりができれば問題ないです。買い物、ホテル、レストランなどで使う、最低限のフレーズをきちんと覚えておけば、コミュニケーションを取る上での問題はなさそうです。
むしろ英語を勉強している人にとっては、英語が使える旅行先としてオススメです。というのもイタリア人にとっても英語は第二言語なため、英語ネイティブの人たちが使う言い回しよりもシンプルな文章や単語、聞いたことのあるフレーズを使って話すので、格段に聞き取りやすいです。
愛想の良いキャラクターの人も多く、下手に英語圏に旅行に行くよりも、会話が一方通行にならず、英語を使ってのコミュニケーションが取りやすい国だと感じました。
ただ、当然全ての方が英語がペラペラな訳ではありません。ローマでもデパートのセキュリティガードの人や、別の町から来ていた観光客の人には英語が苦手という人もいました。またホテルのスタッフでも、イタリア語訛りが強い人もおり、そういう人の英語は聞き取るのが難しかったです。
また英語は喋れるに越したことはないですが、日本でも有名なお店だと、日本人スタッフや、日本語の話せるイタリア人がいたりもするので、意外に日本語も通じてしまうこともあります。
イタリア語は通じやすい!
買い物をする時などは、簡単なイタリア語が使えると面白いと思います。私も独学ではありますが、旅行に行くまでに簡単な表現を練習して行きました。
個人的な感覚ですが、イタリア語は思った以上に発音の壁が少ないです。英語は単語を覚えても発音ができないと現地の人になかなか理解してもらえませんが、イタリア語は日本人のローマ字読みでそこそこ通じます。
英語を英語圏の人に伝える時よりも、イタリア語をイタリア人の人に伝える方が発音を聞き取ってもらえないということが少ない気がしました。買い物表現は思い切ってイタリア語でチャレンジするのも面白いかと思います。
イタリア観光をする時に気をつけること
時差は8時間ある
日本との時差は8時間。日本の方が進んでいます。イタリアでの午前中から昼は元気だけど、午後からだんだんとしんどくなる(日本時間の深夜になるため)、というようなことが起こります。朝の5時くらいから目が覚めました。体力がある方はいいですが、自信のない方は予定を早い時間に入れて午後以降は、ゆったりとしたプランにした方がいいでしょう。
物売りなどに注意しよう
コロッセオや、ヴァチカン博物館など、観光スポットなどではチケット売り場に到達するまでに色々な人が声かけてくるので要注意です。
雨が降っていたら傘やカッパを売りつけて来ますし、優しげに声をかけては、自分の店に誘導して高いチケットを買わせようとしてきたりします。全く油断も隙もありません。
特にローマは今回旅行をした3都市の中でも、一番ガツガツ来る印象です。ローマのスペイン広場では急に花を押し付けて、写真を撮ってくるおじさんには気をつけましょう。サービスだと言葉上は言いますが、お金が欲しいだけなので、応じてはいけません。
また観光スポットの周辺には大道芸をしている人がたくさんいます。目をひく格好の人が多いですが、こういった人たちを勝手に写真を撮ったり、動画を撮影するのはやめましょう。彼らも商売でやっていますので、芸人さんから怒られたり、お金を請求されたりしてしまいます。
履き物にも注意しよう
旅行中はどうしても歩くことが多いので、歩きやすい靴で行くのが良いでしょう。イタリアは道路が石畳となっている所が多いので、凹凸部分に足を取られて歩きにくいです。女性の方はピンヒールなどで行くとしんどいと思います。
特に今回訪れたフィレンチェは、街を徒歩で移動することが多かったですし、ドゥオーモと呼ばれる、大聖堂の頂上まで階段で登る観光スポットなどもあるので(なんと464段!)靴には気をつけましょう。
ちなみにこの大聖堂、入館するのに時間の予約をする必要があり、非常にわかりにくいです。英語で案内もしてくれるが、現地での説明は正直不親切なので要注意です。
また靴に関してはベネチア(ヴェネチア・ベニス)でも気をつけた方が良いでしょう。ベネチアは「水の都」として美しい場所ですが、すぐに街の中が水浸しになることでも有名です。2018年11月の初旬には観測史上4番目の高い水位で水没したというニュースも出ていました。私が行った時もこんな感じでした。
水没すると街の人たちが、台を使って、水に濡れないような歩道を作ってくれるのですが、歩道にみんなが集合してしまうので、非常に混雑しますし、どうしても水に濡れないといけないような場所も出てきてしまいます。そんな時に汚せないような靴だと大変ですよね。
ちなみに現地でも足をカバーするビニール袋を売っていたりしますが、非常に安っぽい作りで不安ですし、見栄えもよろしくありません。またみんなが慌てて買うので、売り切れてしまったりもします。
もし荷物に余裕があれば、長靴を用意しておくと良いでしょう。水に濡れるのを気にしなくても良いですし、水没してしまっている場所でも歩けるので、混雑を避けることができます。あと滑んないですしね。非常に便利です。
チップに関して
イタリアではチップ制度は強制ではありませんでした。という訳で必ずしも払わなくてもいいのですが、良いサービスを受けたなと思ったら、払った方が良いと感じました。その方が相手の反応も格段に良くなりますし、旅行も楽しいものになります。
まとめ
今回イタリア旅行をしてみての経験から、英語事情や現地で気をつけた方が良いことをまとめてみました。感じの良い人も多く、買い物や食事も楽しめますし、街並みも日本とは大きく雰囲気も違っていて観光が非常に楽しい国でした。初めてイタリアに行くという方や、海外旅行は久しぶりといった方にぜひ参考にして頂ければと思います。