英語で会話をする機会があっても、なかなか上手に話せたなって思うことって少なくないですか。こんな英語を周りに聞かれてしまうなんて恥ずかしい、なんて自己嫌悪に陥ってしまうこともよくあります。
英語の会話を上手く運ぶにはどうしたら良いのでしょうか。もちろんスムーズに文章を話すには時間がかかりますし、練習を繰り返す必要がありますが、実は今日からでもすぐに変えられて、大きな変化を出せることがあります。
それは相槌の打ち方を工夫する、ということです。聞き上手は会話上手なんてよく言いますが、英語でも相槌の打ち方に気を配ることで、相手との会話が非常に盛り上がり、一気に英語が上手な人になることができます。
英語の相槌の打ち方を確認してみよう!
会話をする上で、必ずしも自分が長い文章をつらつらと話す必要があるわけではありません。相手の言葉に対して、自分が上手く反応ができれば会話というものは十分に成り立ちます。
英語の会話をする機会のある人は、一度自分の会話を録音して、相手の会話への反応の仕方をよく聞いてみてください。自分がどんな風に相槌を打っているのかを意識することができれば、それだけで上達の第一歩となります。
ワンパターンな相槌を打っていませんか?
自分の相槌に注目してみたとき、相手の会話に対してどんな反応をしていますか。yesというワードを何度も繰り返して反応していませんか。またアーハーなんて言葉を連発して、何となく反応していたりしませんか。
英語が苦手と悩んでいる方には、こういった同じ言葉で延々と相槌を打つ方が多いです。もちろんこれでも会話は成り立ちますし、別にこれがいけないというわけではないですが、あまりスマートに聞こえません。
日本語でもそうですが、会話をする際に、同じ言葉ばかりを繰り返すと、会話として不自然に聞こえてしまいます。語彙が貧困な人のようにも見えてしまうため、子供っぽい印象も与えてしまいます。実際なんか自分が英語を話している時に、下手に感じるというのは、この相槌の打ち方が原因の可能性があります。
原因としては、相手の言葉を拾うこと、自分が話す文章を考えることに注意が向いているので、どうしても相手の言葉に対して、どう反応しているかまで気が回らなくなってしまうからです。
ただこういった反応をしていると、話している相手にも反応がイマイチだなと思われてしまいます。ちゃんと話を聞いているのかな、つまらないと思われているのかな、理解してくれているのかな、とネガティブな感情を持たれてしまう可能性があります。
ですので、こういったワンパターンの相槌を変えていくことで、自身の英語に良い変化が現れます。実際、会話をしているときの、ネイティブの反応をよく聞いてみると、相手の言葉に対する反応のテンションが高いですし、表現のバリエーションが豊かなのがわかります。
文化的にも感情表現をきちんとする言葉なので、英語を話す際には参考にしましょう。私たちも彼らのように、言葉のバリエーションを増やしながら、抑揚をつけて相槌を打つことができれば、会話がスムーズに進んでいきます。
相槌にも色々な表現がある!
私は以前シェアハウスに住んでいたのですが、そこに居たアメリカ人の女性の相槌がすごく心地よかったことを覚えています。彼女と話すと、私の一言一言に言葉を変えながら反応してくれるので、非常に勉強になりましたし、ちょっとしたことでも伝えるのが楽しかったです。
その子がよく使い分けてたのが下記のようなワードですのでまとめてみました。一つ一つの言葉はシンプルですが、ポジティブなワードをリズムよく返してくれていました。
「Good」「 Nice」
単純に「いいね」って意味です。相手の反応に対してイエス、イエスと連発してしまう癖のある人はまず上記の言葉を混ぜながら反応していくと良いでしょう。
「Cool」
冷たい、というような意味で覚えがちですが、会話で使うときは、いいね、素敵!というような意味です。かっこいい!的な意味でも使うので、相手に肯定的な反応となり、便利な言葉です。
「Great」
すごいね!という気持ちを伝えることができます。「good」よりも強調された表現です。
「Perfect」
完璧だね!というような表現です。アメリカ人の同居人は、 会話が進む中で「Good」→「Cool」→「Great」→「 Perfect」といったように、だんだんポジティブワードの度合いをあげながら反応してきていました。こちらも話しやすくなり、会話がグイグイと盛り上がるので上手だなといつも思っていました。
「Awesome」
最高!って意味です。これは非常に便利な言葉で、口語表現としてよく使われています。私も留学をしていたときに、語学学校の先生から、ポジティブな感情を表現したい時にはどんどんAwesome!っていっておくと良いよ、って言われたくらいです。
ポジティブな言葉が良い!
他にも「Excellent」、「Wonderful」、「Teriffic」(どれも素晴らしい的な意味です。)などなど、ポジティブな言葉を相手の話への反応としてどんどん使ってみましょう。こういった言葉を、1回1回の相槌として変えながら話してみてください。会話が弾みやすくなりますし、相手に確実に良い印象を与えられます。もちろん悲しい話の時に使ってはまずいので、相手が楽しい話をしているときに使ってくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。英語の上達は一朝一夕ではいきませんが、相槌の仕方を変えるくらいならそんなに難しくないですよね。今までワンパータンだった相槌の言葉を、意識して一回一回変えてみると、なんだか自分の英語が上手になった気がしませんか。
周りで聞いていても相槌が上手な人はそれだけで英語が上手だなと思いますし、何より会話が非常に弾みやすくなるので、ぜひ工夫してみてください。